【奥河内のチカラ】「かわちながの世界民族音楽祭2015」芸術監督
サキタハヂメ氏

9/13(日)に開催される「かわちながの世界民族音楽祭2015」(通称・世民)の芸術監督を務めるミュージカルソー(のこぎり音楽)演奏家のサキタハヂメ氏。NHK Eテレ「シャキーン!」の音楽担当としての出演や、「妖怪人間ベム」など数々の全国番組にて音楽を提供し、作曲家としても注目を集めるサキタ氏は、「くろまろ塾」校歌や南花台小学校校歌を作曲し、河内長野でも盛んに活動しています。そんなサキタ氏に、「奥河内」の魅力についてきいてみました。

 

サキタハジメ

 

編集部:サキタさんが河内長野に関わりを持つキッカケになったのは、2007年の世民出演ですよね?

 

サキタ:そうですね。ラブリーホールのプロデューサーからの声かけもあって、「世界のこぎり音楽フェスティバル」へ国内外ののこぎり奏者と一緒に出演させてもらいました。以後「サキタハヂメののこぎり音楽教室」を開催させてもらったり、ラブリーホール・オリジナル・ミュージカルへ楽曲を提供させてもらったり。堺市出身なのですが、確かにホームグラウンド化していますね。

 

編集部:もうかれこれ何年くらいドップリですか?

 

サキタ:8年くらいですね。でも世民2015で「奥河内音絵巻」を創作することになり、今年が一番ドップリかも。毎月、山に入って、気づいたら岩湧山におるみたいな(笑)。森に入ると、まっすぐに伸びた木々に弦を張ったり、そのままパイプオルガンみたいに鳴らせないかな!と思ったり。世民2015の出演アーティストたちと共に楽器からクリエーションしています。もっとドップリは続きますね。

 

サキタハジメ2

 

編集部:そんなに河内長野にハマったのはなぜに?

 

サキタ:やっぱり最初にご縁があって、いろんな機会を与えてくれたラブリーホールのみんなが、大好きなんですよね。僕が音楽担当しているNHK Eテレ「シャキーン!」でも、ラブリーホール・ミュージカルスクールの子どもたちにメインで入ってもらった「いってきマーチ!」をはじめ、数えきれないほど歌声の出演をしてもらっています。ほかにも「妖怪人間ベム」など、僕が音楽担当する番組で、子どもの歌声が聴こえたら、それはミュージカルスクールの少年少女たちかも。

 

サキタハジメ3

サキタハジメ4

 

「シャキーン!」スペシャルアルバム
~いってきマーチ!/さ~YOU!~
 発売元:フォーライフ ミュージックエンタテイメント
「シャキーン!」© NHK

 

編集部:そう聞くとすごく愛着がわく感じ。河内長野にどっぷりハマってくれたサキタさんが思う「奥河内」の良さってなんでしょう?

 

サキタ:お世辞じゃなくて、もう「宝の山」。ちゃんと自分らで舵を取って動かせる「ちょうどいい」大きさですよね。ぼく自身も「奥河内の音プロジェクト」として参加している「奥河内100遊び」の動きなんか、まさにそれが体感できる! 地域の資源や魅力に遊びをかける、街を面白がることができるアイデア、発想、動かす人、すべて宝ですね。僕が関わりをもつのは音楽ですが、ここの魅力をオモテへとポップに出していきたいんです。

 

編集部:それは今年の世民での新しい音楽「奥河内音絵巻」への創作につながり、ここから世界へ発信したいという気持ちとリンクしていますか?

 

サキタ:めちゃめちゃしてる!山のなかでメロディをつくった時、自分のなかで新たな音楽制作脳が動き出す感じがある。今年9/13の世民でそれを表現して、奥河内の音楽を海外に発信していきたいですね。

 

 

サキタハヂメ

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**Information**

 

7/11 21時から放送が開始される日テレ土曜ドラマ「ド根性カエル」の全編を音楽担当。
8/9公演のラブリーホール・オリジナル・ミュージカルVol.8「夢見の王国」でも楽曲を提供。
9/13「かわちながの世界民族音楽祭2015」芸術監督として出演決定。
現在、SAW CLASSIC 1・2発売中

 

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