第1回 アンティーク雑貨バイヤーほりきの「ほほほのリメイク」堀木敬子さん

アンティーク家具や雑貨には、
職人の手仕事を感じる色褪せない魅力があります。
わたしはこの魅力が大好きです。
もちろん、時を経て一度処分された古家具は
そのままでは使えず、仕入れてはコツコツとメンテナンス。
「必要としている人がたくさんいる」と思うから、
手間暇をおしまずできるんですよね。

 

同じように、丁寧に作られた服にも手仕事の魅力があります。
でも、着なくなったお洋服でタンスがいっぱい。
じゃあ「断捨離ブームに乗って一気に整理」する!?
実はわたしも、これまで本やTVの情報で影響を受けて、
たくさんの物を処分したことがあります。
でも疑問やためらいを感じてしまいました。
できるだけ、そんな子たちをリメイクの材料にしてきましたが、
それにも限界があります。

 

そこで、この子たちの嫁ぎ先をさがすことにしました。
簡単に捨ててしまうのではなく、この箱に入れて必要とされる方に
もらっていただく、それが「もらってくださいボックス」です。
まだまだ着られるのに、少しのシミやほつれが理由で、
リサイクル店に引き取ってもらえなかった服。
買い取ってはもらえないモノを箱につめます。

まずは、ボックスをかわいくリメイクしてみます。

1. うちでは空輸されたワインなど味のある木箱を再利用

2. 移動しやすいように取っ手をつけて。
アンティークの取っ手ならさらに雰囲気もアップ

3. 可愛くて捨てることができなかったお洋服のプライスタグを箱にパッチ

これだけ。

 

 

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なかに入れるお品には、付箋やメモ書きで状態や注意事項を書き込むことで、
手に取る人は納得した上でのお持ち帰り。
私は使わなくなったものだけど、必要な方にもらっていただけるとうれしい。

というわけで
店内にこの箱を見かけたら、遠慮なくお持ち帰りくださいね。
不定期ですが、どんどん入れていきます。

 

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