第60回 cafe Villanda 娘の方 えなりの 「行き当たりばったりインテリア」

初めまして!cafe Villandaの『娘の方』です。

普段は調理のため、ほとんどキッチンから出られない母に代わり、

ひたすらホールをウロチョロしてお料理を運んでおります。

ちなみに店名はヴィランダと読みます。発音が同じなら「ベランダさん」と言われても頷いています。(笑)

今まで暮らしていた家を突如カフェと称して、南花台でひっそりと営業しております。

(店内は決してひっそりしておりませんが)

普通の家でしたが、今思うに母のおかげで昔からそこそこ『お洒落な家』だった様です。

「気に入ったインテリア空間でないと生活していられない!」という母の影響で、わたしもインテリアが大好き。学生時代から「部屋は好きな物で飾り付けるもの」というわけで、その時代(初期)のインテリアテーマは、大好きな『青』でした。

小物も青い物を集め、塗れる物は青で塗っていました。

なんだか急に自分の部屋がお洒落に見えてびっくりしたのを覚えています!

「色って大事なんだな」と思いました。

その後テーマは『和風』になり、100均で買った升を6つ、階段状に固定してミニ階段箪笥を作り、京都で買ったちっちゃな小物を飾って楽しんでいました。

次は『アジアン』で、アジアン雑貨屋さんで買った布をべッドカバーとカーテンにして雰囲気作り。

スノコを焦げ茶に塗って3枚つなげ、ほぼ床から天井まで飾り柱のようにしたのは中々いいアイディアだったと自負しています(笑)

自室の壁面や棚を眺めてニヤニヤする、妙な人間でございました。

とはいえ、いかんせん実家の一室。長じてからは自分の部屋だけでは限界があるように感じて、

いつか結婚して自分の家を持った時には!!との野望を持っていたのですが

『お金の問題』と、なにせ「チビに目茶苦茶にされる」という現実に打ちのめされ、

今は当たり障りな~く、『生活していける程度』で迷走中です。

そんな中、Villandaを始めましてもちろんカフェなので飲食が基本ではあるのですが

ここここれは!思いっきり部屋をコーディネート出来る!!

それも人に見てもらえる!!!(来客があれば、の話ですが)

やる気が俄然違いますね!!(笑)

やっぱりね、いくらインテリアは自分の趣味とはいえ、自分しか見てないと張り合いがないの!

と、いうことで早速テーマ決め。

Villandaのインテリアの掟は生意気にも

『リゾートホテルの様な、優雅なイメージ』と決めました!

なんて壮大な!!

しかし、いかんせん商売も(未だに)ド素人。資金がございません。

そこで『そこらへんにあるもの』を工夫して『それっぽく』しています。

壮大な掟に対して、なんてシビアな実情!!

でもそれがコーディネートの醍醐味ですよね!

今まで培った手法が役に立ちました。

方法1:タテの物をヨコにする。(スノコを壁に貼った要領)

例1)本来はお皿のように置いて使うカゴを壁に取り付けて額代わり。

例2)本来は花瓶などに入れてインテリアにする枝を横にして壁に。

 

houhou1

 

方法2:小さいものを大きく見せる。

例1)大きな絵画がなくても大きな壁面を埋められるように四隅に淵の装飾。

例2)本来のリースの外側にガーラントを沿わせて大きなリースのように。

 

houhou2

 

方法3:みんな大好き!愛しの100均先生にご相談する。

例1)偽物の葉っぱ。あまりに偽物っぽいので糸を巻き付けて偽物感をぼやかす。

例2)色と雰囲気だけあわせて、小物を大量投入。

 

houhou3

 

意外な物を工夫して変身させる面白さ!!

それが部屋の雰囲気をワンランクアップさせてくれた時の嬉しさたるや!!

今までと同じ部屋なのに、なんだか空気が違う感覚が堪りません!

お客様にはアイディアとかセンスと表現して頂いて嬉しいのですが、

実は苦し紛れに組み合わせてみて初めて『これイケルやん』と気づく事が多いのです。

この行き当たりばったり感もコーディネートの楽しさの一つです。

お店ではこんな感じで年4回、2日間かけて知恵を絞り出して模様替え。

ちなみに次回の大きな変化は11月頃のクリスマスバージョンです☆

ご来店の際にはインテリアも楽しんで頂けると嬉しいです。

 

第60回