暮らしのあれこれ vol.3

暮らしのあれこれ

生活のお悩みにプロがお答えするコーナー。第3回は私たちが毎日食べるお米について聞いてみました。

 

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Q1ダイエットに不向き お米は太るってホント?

流行りの糖質抜きダイエットは、体重が落ちやすいみたい。お米を食べるとほんとうに太るの?

 

A1お米は、太りません 糖質カットは逆効果

お米そのものは90%糖質です。人間の脳は糖質のみをエネルギーとして利用するため、糖質で血糖値を上げないと、脳の視床下部にある満腹中枢が満たされず、食事が抑制されません。そのため、お米を抜いてしまうと満腹感が得られず、おかずを食べすぎて脂質の過剰摂取となり、脂肪に合成されて肥満に。ご飯(糖質)は、7割筋肉、2割脳で消費されて脂肪にならないので逆効果。また「ご飯を抜くとすぐに体重が落ちる」というのは、筋肉や肝臓に貯蔵されている糖質物質「グリコーゲン」と、それと結合している水が減少するだけで、脂肪は落ちません。ダイエットは食事の内容でカロリーを減らすのではなく、楽しく食べながら摂取したカロリーを燃やせる身体づくり。そのためには、三大栄養素で最も燃えやすく、代謝エネルギーになる炭水化物(糖質)をきちんと摂ることが重要です。

 

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Q2毎朝、時間がない!  子どもは手軽なパンに?

毎朝、時短になるのでパンを食べています。パパは朝食抜きのまま出勤という時も。

 

A2ご飯一杯で家族みんな 朝から身体スッキリ!

先にお話しした脳にとって必要なエネルギーは、1日400キロカロリーの糖質です。脳に栄養が行かないと人間の身体は防衛反応で、眠たくなってしまいます。また筋肉も糖質が必要エネルギーなので、朝からご飯を茶碗一杯食べて、家を出ると眠気もとれて、脳と身体はスッキリと活動できるのです。

 

Q3ズバリご飯を美味しく 食べる工夫を教えて

野菜不足も気になる毎日。ご飯を美味しく食べさせて栄養面を考えたい。オススメの食べ方はありますか?

 

A3ご飯+一汁一菜でOK! 雑穀米で野菜の栄養素も

ズバリ当店では、ご飯と一汁一菜をオススメしています。ご飯をしっかり食べると咀嚼力も上がり、筋肉で形成されている胃腸は運動しながら、カロリー燃焼!代謝アップ! お味噌汁に旬の野菜をたくさん入れると、これほど健康的なモノはありません。さらにお米に雑穀を加えることで、野菜だけでは不足しがちな栄養素を補えます。お味噌汁と雑穀ごはんがタッグを組めば、ビタミン・ミネラル・食物繊維が、さらにカロリー燃焼を助けて、太りにくい身体づくりと、低体温や生活習慣病の予防も期待できるので、家族みんなの健康につながります。そしてお子さんにはぜひお母さんの愛情のこもったおにぎりを握ってあげて、朝から元気に学校へと送りだしてくださいね。

 

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お店には離乳食から使える「ひえ」、幼児までは「五穀」、小学生から食べられる「七穀」など、岩手県産100%の良質な雑穀を直仕入れ。

 

米職人 玄米屋の玄さん

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食育インストラクターでもある店主ご夫婦が元気に迎えてくれる米店。自店のオリジナルブレンド米がモンドセレクションで2010年入賞。

 

 TEL  0721-56-4266

 住所 河内長野市西之山町20-11 アーバンハイツ103

 営業 9:00~19:00 日定休

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