【奥河内のチカラ】第10回 自転車ウエルカム! 笑顔あふれるイベント

奥河内のチカラ_第10回

 

レンタサイクルや自転車ラックが設置され、サイクリストもよく見かける! まちに自転車が増えている!? そうなんです。市外から訪れる方、住んでいる方も自転車人口がずいぶんと増えた河内長野。今回は地元でサイクルショップを開業した大北さんと、他市からの移住を決意した奥野さんご夫妻に、ここでの自転車の楽しみ方とその魅力をおうかがいしました。

 

編集部:みなさんの出会いはいつからですか?

 

大北氏:昨年9月にプラザ阪下さんで開催された「奥河内Booon!」というイベントのお手伝いでご一緒しました。

 

節子氏:はい。そのイベントをお手伝いする前に、私たちはよく練習場所として訪れていた河内長野で、自転車パーツメーカーのシマノさんが「散走フォーラム」を開催すると聞いて参加したんです。それがキッカケでここに住みたくなり。私と主人が取り組むブルべは1日200km以上を走る長距離なので、河内長野を拠点に和歌山や奈良へ、海から山のルートを満喫しています。地域の方との繋がりもできた頃、イベントにお誘いいただいたんです。

 

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「シマノ」と河内長野市による「散走フォーラム」を、2015年に木根館で開催。マップづくりの第一歩となった

 

 

ルートマップが完成 サイクリストを誘致

 

編集部:その「散走フォーラム」からマップづくりが始まったとか。

 

大北氏:はい、第1版が発行された2014年頃まで、大阪市内や堺方面から来るサイクリストは、石川と並行する「サイクルライン」を南へと走るのですが、河内長野市内に入るまでにリターンして帰ってしまうというのが実情でした。その人たちが新しくできる道の駅まで来てくれたらな、ということで市が動き出していたようです。

 

節子氏:マップもそうですが、市内随所にラックが設置されだして。それもまち自体が「自転車ウエルカム」というサインなんですよ。

 

大北氏:このマップは初心者でも楽しめる構成で、天見の廃線跡コースは人気です。

 

豊氏:河内長野は滝畑ダムまでの道に渓流沿いのコースもあって、走るととても気持ちがいいですよね。

 

大北氏:この春は、周遊できなかった滝畑ダム湖を一周できるようになりましたしね!

 

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マップ「奥河内サイクリング」を市が発行。誘致活動として「おおさか河内材」のラックを市内に53台設置

 

 

地元のハードを活かした 「奥河内Booon!」開催

 

編集部:そんな動きから昨年の自転車イベント「奥河内Booon!」が始まったんですね。

 

大北氏:はい、こちらは自転車好きが集まる自主企画で昨年に初開催。河内長野にはプラザ阪下さんがあって、現在はモトクロスバイクのみですが、僕が子どもの頃はマウンテンバイクでも利用できたんです。ブーンではオフロードタイプの自転車で楽しめるコースに改造して、元レーサーの三船雅彦さんに現場を監修してもらっています。

 

節子氏:自転車人口は、私たちのように舗道を走るロードタイプが多いのですが、そんな私たちもウズウズして。

 

豊氏:2名以上でのチームレースが盛り上がっていましたよ。

 

大北氏:昨年はレースのエントリー158名、来場者は1950名。レースを趣味に持つ方は、奥野さんのようにご夫婦で協力的な方は珍しく、単独参加がほとんどですが、ブーンではご家族も一緒にきて遊んでいましたね。前泊して家族でキャンプしたり、奥さんはヨガしたり。

 

豊氏:子どもたちのレースもあって、手ぶらできてプロにオフロードバイクを教えてもらえる「キッズパークエリア」も連日人気でしたね。

 

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自転車のレースをメインに、バイクのエキシビションも! 2×2(二輪と二輪)のクロスイベントはレア

 

 

次回開催に向けて始動 ますます育つ地元愛

 

編集部:と、話している間に、もう2回目の開催に向けて動きだしているとか。

 

大北氏:はい、今年もプラザ阪下さんで9/29(土)30(日)に開催します。レースエントリーは7月からです。このイベントを通じて、自転車好きな方との繋がりができてうれしい限りです。

 

豊氏:人と人が繋がると地元愛が育ちますしね。

 

節子氏:ほんとに。商業ベースなモノが多い自転車イベントのなかで、去年はブーンのスタッフみんなが笑顔でできたってすごいこと。今年も笑顔が絶えないイベントにしたいです。

 

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河内長野在住の企画メンバー。「すでに自転車が好きな人も、これから始めたい人にも楽しめるイベントにしたい」

 

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奥河内booonへ!

 

必見!空中を跳ぶ エキシビション

バイク

プロのモトクロスライダーによるデモンストレーション走行や、空中へと跳び上がるエキシビションは圧巻モノ。昨年は河内長野在住の北居選手と阿久根選手が登場し、会場を沸かせた。

 

手ぶらでオッケー キッズパークエリア

キッズ

キッズ用のヘルメットとバイクを貸してくれ、プロが子どもたちをアシストしてくれるエリア。「気軽に楽しめる」と、ファミリーに人気だったので今年もアリ! 持ち込みバイクももちろんオッケー。

 

 

 イベント概要 

 

プラザ阪下

日時:9/29(土)30(日) 9:00~17:00(予定)

場所:プラザ阪下 (河内長野市末広町4番1号)

▶入場無料 ▶駐車料金:無料

 

自転車レース/競技型レース/キッズレース/バラエティ型レース/プロによるデモンストレーション走行やエキシビション/自転車・アウトドア・アパレル・雑貨・飲食のブース/ワークショップ出展/キャンプ(予定)など。

 

詳細とレース エントリーはコチラから

 

主催:奥河内自転車推進員会    +ディスカバー