「一般社団法人ちはやあかさかくらす」の菅原(通称:らて)と申します。
千早赤阪村で、空き家バンクの運営、古材や古道具から自然エネルギーなどの活用、昨年の4月からは「道の駅ちはやあかさか」の運営もしています。
「本当に公式ですか?」と真剣に聞かれるぐらい、小さくて手づくりの「道の駅」です、笑。
もともと私は、愛知県名古屋市出身で、大学卒業後に某テーマパークに就職するために大阪に来ました。
学生のときから文化祭好きで、就職したのも非日常のエンターテイメントを提供する会社。生粋のワクワク好きです。
そんな私が、まさか村に移住するとは。。。
私自身はとくに「田舎が好き!山が好き!」という強い気持ちはあまりなく、主人が千早赤阪村の地域おこし協力隊をさせていただくために、去年から移住したことがキッカケで、流れにのって辿り着いたという感じです。
そんなわたしの趣味は、旅です。
富田林寺内町にある「たびもぐらカフェ」(*不定期営業)は、ヨーロッパやアジアの蚤の市や、民族マーケットを周るのが好きで旅を続けるために、開いたお店です。
方向音痴なので、一人で行くと、辿り着くのに時間はかかるし、必然的に人にやたらに話かけることになるし、聞いたら全員違うこと言うことも多くて、結局同じ場所に戻ってくるという。ひっちゃかめっちゃかになってしまうこともあるけど、それも「旅」ならでは。忘れがたきストーリーの連続なんです。
これは、2回訪れたルーマニアです。
馬車がまだ農作業に現役で活躍していて、昔ながらの生活をしている姿に、ハートが鷲掴みされました。
暮らしや異文化を感じるのは、私の旅のテーマなんかなぁ、
今年の冬は、アジアの国に久しぶりに行けたらいいなぁ、なんて思っています。
そんな旅好きの私ですが、
今は、気がついたら大阪唯一の村の、金剛山登山口の集落に住んでいました。
ここが我が集落です。冬はむちゃんこ寒い。でも美しい!
ほんとにここは大阪ですか?って思いませんか?
ヨーロッパの旧市街にも負けない町並みだと思っています。
田舎暮らしは私にとって旅に似たおもしろさがあります。
隣の河南町で、友だち夫婦と劇的にゆる~く畑をやり始めたら、そこに集う人が、最初は市内や堺市等から来ていたのに、みんな南河内に気付けば移住してきました。
そのうちの一組は、畑で結婚式まであげました!
人の繋がりが人を呼ぶし、心から安心する居場所があれば、みんなやりたいことを表現できるんだという発見でした。
この村での暮らしで、仕事も趣味も暮らしもきっちり分けるのではなく、一緒になっていったらいいと思っています。
道の駅や集落で、村の方とたくさんお話すると、
会うと必ずと言っていいほど、野菜をくれたり、お菓子をくれたりします。
そして小噺(まぁまぁ長い)がはじまります。笑
移住者も、地元の人に協力いただきながら、狩猟をはじめたり、養蜂したり、綿をつむいだり、ゲストハウスを始めたり、あちこちに、おもしろい動きがおきています。
私はそのお裾分けを頂く毎日です。ありがたや~!
みんなの心の中にあるワクワクとワクワクを結んで、新しい何かが生み出せたら、すごくすごくおもしろいなぁ!と思って、毎日暮らしています。
村の素晴らしいところは、むちゃむちゃ温かい人ばかりだということです。
何もない、それがいいと、村のことを言う方がいますが、私からしたら、地元の人も移住者も、魅力ある人ばかりで、いく場所もいっぱいあって、自然も豊かで、こんなにエンターテイメントあふれた村はないなぁと思っています。
まず人と人とのつながりを生む「場」創りをベースに、
私自身は、イベントを通して、自分たちの想いをシェアする場や時間を創りたい!ということで、定期イベントとして「小さなむらのマーケット」(毎月第2日曜日*1月~3月休み)、「千早赤阪村蚤の市&くるくるフリーマーケット」(毎月20日)をしています。
どちらも持続可能な形・小さな単位で。そう思ってます。ま、現実には、いつもあたふたしてますけどね。
そんなこんなで、村暮らししてます。興味ある方はいつでも「道の駅ちはやあかさか」まで話に来てくださいね!