第74回 髪の診療所べりかぺり 嫁 奥地貴美子の「好きをカタチに-CRAFT PARTY-」

はじめまして、奥地貴美子と申します。
主人は何回かここに登場させていただいた奥地遵です。
河内長野駅すぐ近く「髪の診療所べりかぺり」という美容室を営んでいます。
美容室の一角にハンドメイドギャラリーがあり、店主夫婦の作品や色々な方の手づくり作品を飾っています。
毎年12月には『CRAFT PARTY』というハンドメイド雑貨のイベントも催しています。

美容室なのにハンドメイド???
そしてなぜ美容師の嫁がハンドメイドのイベントを???そこのところお話します。

髪の診療所べりかぺり 嫁 奥地貴美子の「好きをカタチに-CRAFT PARTY-」

私は小さな頃からお洋服が大好きで、
祖母の家にあった姿見の鏡の前に立っては、
母や祖母のスカーフやショール、はぎれを体に巻いたり、
くくったり一枚の布が体にピッタリしたり、ふわっとなったり、ゆらゆらと揺れたり
こっそりファッションショーをするのが好きな女の子でした。

そして服作りが得意だった母は私達姉妹におそろいの服をよく作ってくれました。
小学校卒業の時に作ってくれた赤い小花のブラウスとスカートはとても可愛く、嬉しかったのを覚えています。
大きくなると既製服がほとんどになりましたが、20代になって、母が若い頃着ていた自作のコートやワンピースを発見!!!
既製服やブランド品とは違う、誰も着ていない感じ。
生地やデザインもくずれておらず、着心地も良い。
とても魅力を感じ、好んで着ていました。
短大を卒業後、幼稚園教諭の職につきましたが、「モノづくりがしたい!」という気持ちが強くなって3年で退職。
洋服屋さんでアルバイトをしながら夜間の服飾専門学校に通いました。自作の服を着てのファッションショーは夢のようでした。

髪の診療所べりかぺり 嫁 奥地貴美子の「好きをカタチに-CRAFT PARTY-」

デザイナーやパタンナーに憧れましたが、結婚、出産、子育ての道をすすみ(笑)、
子供たちのベビー服や七五三のおそろいスーツなど子育てをしながら、少しずつ手づくりを楽しんでいました。

子育ても一段落し、主人が今のお店を開業するにあたり、
「私も何か好きな事をやりたい」
「手づくり作品を飾るスペースが作りたい」
と提案しました。
偶然にも店の内装をお願いしていた業者さんが、手づくりの作家さん達と「クラフト展」を開催されていた経緯もあり、
木工、陶芸、布、アクセサリーの作家さんをご紹介してくださいました。
出展されてるイベントに行かせてもらうと、作家さんの熱い想いやオンリーワンのおもしろさに触れることができ、手づくりのぬくもり、魅力にどんどん引き込まれていきました。

そんな中2011年3月東日本大震災が起こり、私達は大自然の中で生きている事、自分のできる事の小ささを思い知りました。
その反面、日常の生活を送ることができ、仕事があり、家族がおり、趣味を楽しむ事ができるのは本当に幸せな事と感じました。
そんな同じ気持ちを持つ仲間たちと今、何かカタチにできないかと思えたのです。
大好きな手づくりの作品達と一緒に人の輪、笑顔の輪が広がるイベントがしたい。
これが手づくり雑貨の展示販売イベント『CRAFT PARTY』の始まりです。

福島県郡山市で震災を経験した姉が、その年の12月 第一回目の『CRAFT PARTY 2011』のために帰って来てくれました。
来てくれただけでも嬉しかったのですが、楽しそうにあちこちのお店を回り、
「こんな楽しい事は久しぶり!!」
と笑顔、笑顔で話してくれたことは忘れられません。

髪の診療所べりかぺり 嫁 奥地貴美子の「好きをカタチに-CRAFT PARTY-」

年に一度の小さなイベント。
でも企画、準備、開催する事は大変な事。
8年続けて開催できてこれたのは
賛同、協力してくれる仲間、見守って応援してくれる家族や親友、
楽しみにしてくださるお客様、会場あちこちで見られる笑顔のおかげです。
私の趣味、生きがいともいえる手づくりの世界。
「好きをカタチにーCRAFT PARTYー」
長く続けていければ幸せです。